医療機器部門Medical Devices Division

沼田光機製作所では光学機器部品製造で培ったノウハウを基に、意欲的に異業種・異分野への技術の提供を目指しております。
自動車、航空機、二輪部品、通信・IT関連精密部品、環境関連部品、製造・ロボット関連精密部品をはじめ、特に医療機器・医療器具の開発・製造・販売をターゲットに取り組んで参りました。
医療機器市場において、QOLを第一に考えた低侵襲治療、遠隔操作治療等の広がりが進んでおり、部材においては極小化の傾向があります。
そのような中、当社では直径値3mmより200mmまでのターニング加工により、医療現場におきましても従来の光学精密加工同様、オリジナルの課題に取り組んで参ります。
医療機器・器具開発の取り組み

従来よりの眼鏡測定機器、及び歯科治療機器への部材の提供から一歩進み、弊社の加工技術の応用として、医療現場のニーズを探索。臨床医との直接対応による医工連携を開始し、医病現場目線を主眼の取り組みを進めております。
2013年 | 臨床現場の課題調査を開始。医師との面談から、社内にて吸引し管の改良の研究を開始。 |
2014年 | 地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター産学公コーディネート事業として「医療現場のユーザー評価」案件に採択、評価まで終了。 使い手を考えた完成度と概ね高評価を得る。 |
2015年 | 7月に医療機器製造業登録(登録番号:13BZ200904)。 血管外科医 古屋隆俊医師による臨床研究を基に、同医師と共同特許出願、静脈弁切開刀の開発に着手。 |
2017年 | ドイツでの産業展COMPAMED2017に出展、開発した静脈弁カッターをプレゼン。 |
2018年 | 第三種医療機器製造販売業登録(登録番号:13B3X10250) 日本 アメリカ ドイツで特許取得済 |
静脈弁カッター「TFべノキュア2」 届出番号 13B3X10250000002

PAD疾患(血管外科領域デバイス) 自家静脈を用いた動脈再建に使用
医療現場においての課題
・静脈の内壁等の損傷の抑制且つ静脈弁に働きかけるデバイスの開発
生体静脈使用の特性
・術後に自己免疫と適合しやすい
・上記の理由による術後の投薬量の低減の可能性
・血管内に生じる血栓などによる再手術の低減の可能性
管理責任者:沼田 貴子
統括製造販売責任者:田中 重範
(品質業務運営責任者・安全管理責任者 兼務)
メディカルデバイスデザイン/開発助言:血管外科医 古屋 隆俊(非常勤)
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